闇夜の大潮、満天の星空。
こんな星空、どこにでもあるまい!スゴイ!!!
燃料高騰によるイカ漁の休止で、真っ暗な海。
はるか先に、船の明かりが2つ。
下げ潮に乗り、緑色のケミホタルが漂う。
ケミホタルが消し込まれるシーンを想像し、
ワクワクドキドキ。
至福の時。
しかし、サシエは残り続け、何事も無くスルー。
寒さと空腹が、集中力をそぎ落とす。
今朝の7時半の到着から、メバルが1匹。
潮は、ずーと下げ潮で、いい感じなのだが、
何事も無く、淡々と時間が過ぎた。
上がった磯は、いつものスヤ鼻。
相棒のお気に入りの場所。
出来るなら、もっと南の赤灘方面がいいのではないかと思っていたが、
金曜日からの強風で、ウネリが2mくらいあり、
足場の良いスヤ鼻に賛同した。
相棒の定位置は、先端の高台。
その下の低い先端は、ウネリが駆け上がっているので、
潮下になる右側のポイントへ陣取る。
潮は、スヤ鼻の先端をかすめ、沖へ出て行く。
鼻の沖へ仕掛けを投入。
いい感じで、潮に乗る。
しかし、何事も無くスルー。
夕方からは、鼻の南側のワンドにポイント変更。
相棒の撒き餌係りになるような位置ではあるが、
相棒にも、全く当たりが無い。
夕方のゴールデンタイムも何事も無く過ぎる。
相棒は、晩飯のため、早々と6時にはテントに入り、
そのまま朝間で爆睡。
私は、9時に集中力が切れた。
二日目、3時半過ぎに目が覚め、4時から再開。
ウネリは落ち、風も止んでいる。
先端の低い磯から、第1投。
正面へ仕掛けを投入すると、手前に突っ込み、
鼻に当たり、赤灘方向へ流れを変える。
潮は、上げ潮に替わっている。良いときの潮。
サシエは残りっぱなし。
5時夜明けのゴールデンタイムも何も無くスルー。
明るくなると、エサトリお目覚め。
ようやく相棒も、お目覚め。
6時過ぎ、いきなりスパッとウキが消し込まれた。
ウキの入り方は、真鯛特有の当たり。
道糸がパラパラと出て行く。
ベールを起こし、合わせを入れる。
ゴン!乗った!
ゴン、ゴンと頭を振っている。真鯛確信!
しかし、ドラグは出ない。小さい。
上がってきたのは、35cm位。
タモも必要なく、ハリスを持って抜き上げる。
ボーズ脱出。
その後は、30cmくらいのデンボが1枚。
7時半、「来たわ。」相棒がボソリ。
竿が、大きく曲がっている。
「(お)もたいわ~!!」
「切られんやにね~~。大事に。」
相棒は、ドラグは出さず、竿で溜め、ジワジワ寄せてくる。
足元でも潜られず、浮いてきた。60cm位か。
一発でタモ入れ成功。
真っ黒な真鯛。
長さより体高がすごい。
重量はかなりありそうだ。
ひさびさに相棒に来た大物。
記念写真。
クラブのメンバーは、チヌの大釣り。イサキも出ていた。
クロも40cm近いのが数枚。
真鯛も60cmオーバー。
他の船では、80オーバーも出たらしい。
そんな中、クラブの中で、一番の貧果だった。ガックリ。