先週の水曜日、岡山へ日帰り出張へ行った。


朝８時半、９時の「やくも」に乗ろうと改札へ向かうと、

妙な３人組が改札を通ろうとしている。

真ん中の若そうな男に腰縄が付けられており、

両手を前に揃えている。

布で隠されているが、手錠をされているようだ。

護送中のようだ。



やばいものを見てしまったと、内心あせりつつ、平静を装う。

しばらく間隔を開けてからホームへあがる。


待合室でやくもの到着を待っていると、

Policeと書かれたジャンバーの２人組が、

丹念に見回っている。

最近脱走事件もあったので、３人組と関係あるのかなあ、と思った。


しばらくすると、やくもは定刻通り到着。

２号車に乗り込むと、３人組も同じ車両に乗ってきた。



乗り心地が最悪の上、岡山まで２時間４０分は長いなあ～～、


安来へ到着すると、車内アナウンスが入る。

「ただいま、列車に爆弾を仕掛けたとの電話がありました。

今から警察が乗り込み捜索します。

不審なものがあればすぐに通報してください。」


警察官が、２～３人乗り込んで捜索が始まった。

荷物の中まで調べるのかと思ったが、

簡単に通り過ぎていく。

もっと丹念に調べなくてもいいのかよと突っ込みたくなる。




ドラマなら、護送中の犯人の仲間が、列車を止めるため、電話を掛け、

犯人を奪還するのだが、・・・


現実は、そんなことは起こらず、単なるいたずら電話だったようだ。


おかげで、３０分近く遅れて、岡山へ到着した。

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