バリバリと音を立てて歩くスパイクの音で目が覚めた。
まだ暗い。
テントのチャックを開き外を見ると
空が白みかけている。
先輩が、仕掛けを準備していた。
ゆっくりと起き、体が目を覚ますまで、岩に座り先輩を眺めた。
4時半、釣り開始。
5時前、「来た~~~~~!!!!」先輩の大声
竿が満月のように弧を描いている。
竿が、ゴンゴンと叩かれている。
大鯛確定。
タモをもって待ち構える。
先輩は、ドラグを出さらないよう手で押さえながら寄せてくる。
真下まで来たが、ウキが見えない。
まだ、ギイギイとドラグを引き出している。
すると「あっ!!!」先輩が気の抜けた声を出した。
するすると、仕掛けが上がってきて、針が見えた。
針はずれ!!
ばらした!
先輩は、帰るまで溜息ばかりで、相当落ち込んでいた。
ばらした後は、しばらくはあたりが無くなる。
6時ごろから、ポツリ、ポツリとイサキが当たった。
先輩に、俺と同サイズの真鯛も釣れ、多少救われたようだ。
7時、ウキがスポンと入った。
イサキの当たりと思い、合わせを入れると、重い。
頭を振らないので、真鯛ではない。
スルスルとこっちによって来るので、またもヒラマサか?
それならと、ドラグを閉める。
もう少しで足元と思ったとき、ギイイイイイイ~~~~
ドラグが唸った。
しかし、横へ走らず、真下へ突っ込んだ。
そして、ピタリと止まった。
根に入られた。
一度、根から出たが、再び根に入られた。
15分以上待ったが、出てこないので、道糸を無理やり引き、仕掛けを切った。
そして、30分後、再び当たり。
さっきと同じ感じて寄って来たので、
さっきの二の舞にならないよう、さらにドラグを締めた。
しかし、そんなことお構いなしで、
ドラグが唸りをあげた。
うううう!!!竿を持っているだけで精一杯。
止められない!!!
やはり、根に入られた。
仕方ないので、ドラグをユルユルに緩め、竿立てに置いて、待つことにした。
待てど暮らせど、動き出さない。
こんな怪物捕れるかぃ!
なぜが、全然悔しさが湧いてこない。
今度食ってきても、捕れる自信がないからだろう。
10時半回収だったが、迎えに来たのは、福友渡船だった。
第8松尾丸が、故障したとのこと。
釣果は
ヒラマサ、65cm 1枚
イサキ 21枚
真鯛 45cm、30cm 2枚
強風を覚悟の釣行だったので、
大鯛は出なかったが、まあまあの釣果としておこう。
まだ暗い。
テントのチャックを開き外を見ると
空が白みかけている。
先輩が、仕掛けを準備していた。
ゆっくりと起き、体が目を覚ますまで、岩に座り先輩を眺めた。
4時半、釣り開始。
5時前、「来た~~~~~!!!!」先輩の大声
竿が満月のように弧を描いている。
竿が、ゴンゴンと叩かれている。
大鯛確定。
タモをもって待ち構える。
先輩は、ドラグを出さらないよう手で押さえながら寄せてくる。
真下まで来たが、ウキが見えない。
まだ、ギイギイとドラグを引き出している。
すると「あっ!!!」先輩が気の抜けた声を出した。
するすると、仕掛けが上がってきて、針が見えた。
針はずれ!!
ばらした!
先輩は、帰るまで溜息ばかりで、相当落ち込んでいた。
ばらした後は、しばらくはあたりが無くなる。
6時ごろから、ポツリ、ポツリとイサキが当たった。
先輩に、俺と同サイズの真鯛も釣れ、多少救われたようだ。
7時、ウキがスポンと入った。
イサキの当たりと思い、合わせを入れると、重い。
頭を振らないので、真鯛ではない。
スルスルとこっちによって来るので、またもヒラマサか?
それならと、ドラグを閉める。
もう少しで足元と思ったとき、ギイイイイイイ~~~~
ドラグが唸った。
しかし、横へ走らず、真下へ突っ込んだ。
そして、ピタリと止まった。
根に入られた。
一度、根から出たが、再び根に入られた。
15分以上待ったが、出てこないので、道糸を無理やり引き、仕掛けを切った。
そして、30分後、再び当たり。
さっきと同じ感じて寄って来たので、
さっきの二の舞にならないよう、さらにドラグを締めた。
しかし、そんなことお構いなしで、
ドラグが唸りをあげた。
うううう!!!竿を持っているだけで精一杯。
止められない!!!
やはり、根に入られた。
仕方ないので、ドラグをユルユルに緩め、竿立てに置いて、待つことにした。
待てど暮らせど、動き出さない。
こんな怪物捕れるかぃ!
なぜが、全然悔しさが湧いてこない。
今度食ってきても、捕れる自信がないからだろう。
10時半回収だったが、迎えに来たのは、福友渡船だった。
第8松尾丸が、故障したとのこと。
釣果は
ヒラマサ、65cm 1枚
イサキ 21枚
真鯛 45cm、30cm 2枚
強風を覚悟の釣行だったので、
大鯛は出なかったが、まあまあの釣果としておこう。